ペットを苦しめないため歯磨きをしてあげましょう
人間同様、オーラルケア(口腔衛生)の考えは
ペットの健康にも大切という話と、
嫌がらない歯磨きの方法にも触れています。
目次/嫌がらないペット歯磨きの方法
- 準備にはリラックスさせてあげて
- 理想のペットの歯磨きのやり方
- ストレスを与えない工夫から
- 苦手意識克服の指磨きのやり方
- 歯磨きペーストに興味を持たせる
- 横側から指を入れて優しく摩るように
- 慣れだしたら他の歯も磨くように
- どういう歯ブラシを使うといいのか
- ペット歯磨きも電動歯ブラシが良い訳
ペットの健康って気になりますよね。
運動はもちろん、食事にも
気を使ってあげたいもの。
ワンチャンのために良かれと思ってやる
「入浴」と「歯磨き」
なのに嫌がる子たちの多い事か……。
飼い主の思いとは別に、
口の中は触らせてくる子なんて
ほとんどでいないでしょうね。
でも放置する訳にはいきません。
人間同様、歯垢もつけば歯石もつきます。
だからちゃんと磨いてあげないと。
愛犬のためになんとか毎晩歯磨きシートで
頑張っておられる方もいるくらい。
殺菌剤や乳酸菌など取り入れる方もいますが、
1番はやっぱり歯ブラシを使うことですね。
ガムでいいんじゃないと思うでしょうけど、
歯周ポケットの清掃は歯ブラシが一番です。
でも嫌がってやらせてくれませんよね。
歯周ポケットの汚れから歯周病になるので
念入りに歯磨きしてあげてください。
オーラルケア(口腔衛生)の考えは、
人間同様にペットも重要ですからね。
準備にはリラックスさせてあげて
いきなり歯磨きするのは、無謀です。
どうしても身構えてしまいますから。
なので、首周りに触れるなどして
スキンシップをとってあげましょう。
リラックスすると、あんがいすんなり
歯磨きさせてくれる場合もあります。
準備の前はリラックスさせることです。
あなたの愛犬が一番喜ぶスキンシップの
方法で落ち着かせましょう。
歯磨きに慣れたペットでも同様に
リラックスさせてあげるのが得策ですよ。
理想のペットの歯磨きのやり方
犬の歯磨きにしぼって
解説していきます。
ストレスを与えない工夫から
歯を磨いてあげようと手を伸ばしますよね。
顔の前や正面から手が近づいてくるのは
犬にとっては怖く感じ、手を避けたいから
つい後ろに下がりがちになります。
後ずさりさせたくないから
押さえつけるのはいけません。
よけいに歯磨きの苦手な記憶が
愛犬に強まるばかりです。
ストレスに感じて、かみつくことも。
なのでストレスを与えることのない
体勢で歯を磨いてあげましょう。
愛犬の側面や背中側に座って
愛犬の体を抱えるように支え、
前に手をまわしてのぞき込みながら
口のお手入れをしてあげるのがいいです。
苦手意識が強い子には、
もうひとつの提案を。
ご褒美で釣る、ということです。
ご褒美でわかりやすいのがご馳走。
ご馳走を使いながら口回りに触れてみて、
うまく触れることができたら
たくさん褒めてあげることで、
歯磨きの苦手意識を弱めていきましょう。
褒められる=楽しい、なってくれることを
祈るばかりなのでめげずに挑戦してください。
抱きかかえられるのを嫌がる
ペットにも、抱きかかえるたびに
ご褒美やりすると慣れてきます。
習慣化の効果が期待できますよ。
それといきなり歯ブラシではなく
「指磨き」から慣れてもらうのもいいですね。
歯ブラシを見ると不機嫌になるのは、
あなたの磨いたときの力加減が
強すぎた記憶があるからでしょう。
なので指磨きで苦手意識を克服し、
磨き終えたら褒めてやるの繰り返しです。
今までの歯磨きの嫌な記憶を
気分のいい記憶に書き換えてあげて下さい。
苦手意識克服の指磨きのやり方
口に触れられること自体嫌がるケースが
多いので、まずは口回りに触れることから。
わんちゃんのための自宅お手入れ動画:⑦「歯みがき(①口周りをさわる)編/82秒/ライオンhttps://youtu.be/mkLgBJIMDPwより
そこから歯茎に触れるように。
歯磨きペーストに興味を持たせる
食べ物ではありませんけど、
犬用歯磨きペーストに興味を持たせましょう。
犬は嗅覚が優れているので、
香りをかがせるところから
スタートして慣れさせます。
横側から指を入れて
優しくさするように
次の段階として、口の横側から指を滑り込ませ
優しくさするように磨きましょう。
力任せでは、嫌いになるばかりなので、
キレイにしてあげたくても慣れるまでは
さするくらいの力加減で磨きましょう。
慣れだしたら他の歯も磨くように
慣れてきたと感じ出したら、
奥歯や前歯も磨いてあげましょう。
まだこの時点はさする程度ですよ。
鳴れたと実感できてから、
歯ブラシを用いて磨いてあげましょう。
ペットにはどういう歯ブラシを使うといいのか
ペット用に使う歯ブラシは
「幼児用の小さいヘッド」を用いるべきです。
口が小さいのでヘッドが大きいと入りにくく
奥歯を磨いてあげやすいから。
歯や歯茎が悪くなると、
全身の健康面に悪影響を及ぼします。
ペットは、人間のように「歯が痛い」と
言葉を話して訴えることができません。
痛みを与えないために、デンタルケアは
人間同様に重要だと理解してください。
嫌がっていても歯磨きしてあげてください。
歯磨きをしないで放置したままだと、
「お風呂」「歯磨き」よりも嫌がる
「病院」に連れていくことになるかも……。
人間のように三食ごとの清掃は嫌がるので
一日一回は必ず歯磨きさせてあげてください。
ペットが慣れるまでは、三日かけて
磨く部位を変えてクチ全体の清掃を
することも苦手意識の克服として有効です。
もうひとつ。ペットの健康のために、
嫌がる歯磨き時間を減らすために
電動歯ブラシの利用が得策です。
ペットの歯磨きも電動歯ブラシを
使うのが良い訳
手動の歯磨きには再現不能な
音波式の高振動37000回/分という
ヘッドの動きを実現しています。
短い時間で手際よく歯磨きしてあげたいのなら
電動歯ブラシが一番。
ブラシを軽く当てるだけても、高周波振動で
歯垢の除去ができるからです。
強く歯茎にあてがうことがなくなりますね。
ペットもあなたも、嫌がる歯磨き時間を
素早く済ませられますよ。
痛みを回避する機会を増やすために、
電動歯ブラシを推奨します。
余計な支出を減らすためにも
電動歯ブラシのサブスクリプションを
選択するのが賢明ですね。
大人(自分用)+ 子供(ペット用に)で
初回616円、二回目以降1100円で
継続して利用できます。
電動歯ブラシ本体は永久保証で手元に置け、
ヘッドは90日ごとの配達となっています
(各3本づつ送られ、送料は無料です)。
ヘッド交換で自分の歯ブラシとしても
使えるのでリーズナブルな定期便ですね。
ヘッドを変えて自分も使ってみるから、
歯へのブラシの当て方や力加減を
身をもって経験できるので、
愛犬への歯磨きの手法も学べますよ。
入院させないための費用対効果はもとより、
歯ぐきから苦痛を与えないために、
幼児用ヘッドの電動歯ブラシで
家族の一員の健康に気を使ってあげましょう。